ディジュリドゥ奏者、画家のGOMAさんに勇気をもらっています。
こんにちは。
吉祥寺の美容室ココカラのニシムラです。
みなさん「GOMA」さんという方はご存知ですか?
ディジュリドゥという世界最古の管楽器の日本を代表する奏者です。
長い木の棒のつつみたいなものでブォーンと鳴ります。
その楽器を吹く音楽家であるとともに画家でもある方です。
2009年に交通事故で脳が傷つき「高次脳機能障害」という病気になりました。
近い何年かの記憶が無くなり、新しいことも覚えにくくなり、認知、言語、感情にも障害が表れ、事故直後は自分がディジュリドゥ奏者だったことも忘れてしまいました。
そして今まで絵なんか描いたことがないのに事故の2日後に突然娘の絵の具を使って絵を描き始めたということでした。
点描画という点々を何個も描いていく作風です。
そしてリハビリを続けながら音楽活動も復活させました。
脳は完全に完治することがないと言われていて、記憶も完全に戻ることはないと言われています。
僕がGOMAさんを初めて観たのは2012年の朝霧JAMのライブでした。
朝霧JAMは毎年行ってる音楽フェスです。
去年行った時はこんな感じ。
GOMAさんはソロでも演奏するのですがバンド出演でした。
このバンドがドラムとパーカッション2人とディジュリドゥというすごい編成なんです。
これを観た時は衝撃というか、感動で心が揺さぶられる感じが凄かったのを覚えています。
時間のある方はライブ映像あるので是非ご覧ください。
ディジュリドゥという楽器がどんな感じかも分かりますよ。
もちろん歌はないので歌詞に感動するわけでもないですし、音程もないので綺麗なメロディーに感動したのとも違います。
このグルーヴ感に心が動かされたといいますか。
GOMAさんのエネルギーに感動しましたね。
そこからファンになり、ライブも何回も行きました。
朝霧JAM後に公開された映画の「フラッシュバックメモリーズ3D」は映画館で3回観ましたし。
DVDも買いました。
「ありがとう」のサイン入り。
ディジュリドゥ買って始めてみましたし。
これお店のインテリアとして置いてるのですが家にも2本あります。
本もおととしくらいに出してましたがもちろん読みました。
映画よりも事故後のことが詳しく書いてあり思ってたより壮絶だったんだなぁ、と思うとともにそこから立ち直るところも書かれていて元気ももらいました。
あとGOMATシャツも持っています。
何年か前に吉祥寺でたまたまGOMAさんの個展をやる時がありました。
GOMAさんが在廊中に行けて少しお話させていただいたのですが(憧れの人で緊張がやばかったです)仏のような雰囲気の人だなぁという印象がありましたね。
まぁつまり色々言ってますがめっちゃファンってことです。
そんなGOMAさんのドキュメンタリーがETVで17日にやっていたのでもちろん録画。
そこで始めて公表されたことが世界でたった90人ほどしかいないという「後天性サヴァン症候群」だったというものでした。
脳に障害がある人が数学やアートや音楽で天才的な能力を発揮するというものです。
GOMAさんの絵は突然イメージが頭の中に浮かんできて描かずにはいられないそうです。
そして時間を忘れて夢中で描いてしまう。
GOMAさんは事故後に新しく生まれ変わり第2の人生を生きていると言っています。
ですが過去の自分と今の絵を描いて1日の大半を過ごす生活の自分を区別するのに苦労しているそうです。
それは全く記憶が消えた訳ではない過去の自分と今の自分の狭間でいることがあるからだそうです。
自分には想像できない感覚ですしツライことだと思いますね。
そのGOMAさんのバンドが9年振りに新しいアルバムを先週出しました。
もう聴いてて感動しかないですよね。
事故後は画家としての才能はサヴァンで天才的に発揮するようになったのですが音楽は1度忘れてしまったもの。
何回も何回も今までの自分の曲を聴いて演奏できるようになったそうです。
頭ではなく体の記憶に覚えさせるように。
高次脳機能障害は新しいことも覚えにくくなりますから新曲を覚えていく作業はとても大変な思いがあったと思います。
そう思って聴くと感慨深いですよね。
長々書きましたが上手く書きつくせていません。
このブログを読んで少しでもGOMAさんの絵でも音楽でも本でも作品を感じてみたいと思ってくれる人がいたらいいなと思います。
あと同じ高次脳機能障害でなくてもなんらかの病気と闘っている人や病気と診断されてなくてもツライ思いで生活している人はGOMAさんに勇気をもらえると思いますよ。
あとさっき書いたドキュメンタリーが今日21日の深夜24時から、正確な日付的には22日の0時からということになりますかね。
ETV(2チャンネル)で再放送あるので是非録画をオススメします。
GOMAさんを知ってる人も知らない人も観てほしいです。
今回のブログは長々と書きましたがつまり僕がGOMAさんの大ファンでみんなにGOMAさんを伝えたいってことでした。
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